社会学部の特徴は「入ってから専門を決められる」こと。
学科制ではないので、授業を聞いた上で自分の適性を見極められます。

関西学院大学社会学部は、他の多くの社会学部と異なり、学科制をとっていません。どのような分野を専門に研究するかを決めるのは、2年生の春学期。それまでに様々な講義を受講し、また先生や先輩の話をよく聞きながら、自分にとってもっとも興味をもつことのできる分野をじっくりと選ぶことができます。

社会学部での4年間

それでは、実際に社会学部の学びはどのように構成されているのかを見ていきましょう。

社会学部のカリキュラム
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この図にあるように、社会学部では、1年次に「基礎演習」「社会学入門」「社会調査入門」といった科目を受講し、社会学の基礎を網羅的に身につけることができます。以下、それぞれの科目の詳細を見ていきましょう。

社会学入門

社会学という学問の成立から、社会学がカバーする多様な分野の紹介まで、専門的な内容に入る前に知っておきたい基礎的な知識と考え方を学ぶ科目です。社会学を学ぶ上で重要なのは、多様な研究領域の考え方や成果を知ることを通じて、それらに共通する「社会学的思考力」を身につけること。この科目では、担当する4人の教員同士の対話や、学生からのリアルタイムのレスポンスなども取り入れ、双方向的なやりとりの中で、社会学固有の視点やアプローチを身につけていきます。

社会調査入門

高校までの課題で、アンケート調査のようなものを実施した経験のある人もいるでしょう。ですが、アンケートの作り方について専門的に教えてもらったという人は少ないのではないでしょうか。社会調査を行う上では、たとえばアンケートの質問で「やってはいけないこと」を知っておく必要があります。また、得られたデータを分析するために、あらかじめ「どのような質問をして、どのように分析するのか」を綿密に計画しておくことも求められます。この科目では、そのような「調査とはなにか」「調査の設計の仕方」などの基本的な知識を学びます。

基礎演習

高校までの学習と大学での学びでもっとも異なるのは、大学では「自分で何を学ぶかを決め、主体的に勉強する」ことが求められるということです。この科目では、春学期には課題リポートの執筆、秋学期にはグループでの研究発表を行い、「自分(たち)で決めたテーマを自発的に研究して、他者に見られる形に完成させる」ためのやり方と態度を身に着けます。秋学期の最後には、大学中央講堂でのプレゼンテーション大会において、各クラスの代表に選ばれたグループがプレゼンを行う機会もあります。

1年次春学期の時間割(モデルケース)

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関西学院大学では、1つの学期に取得できる単位の上限を24単位と定めています。1つの科目の単位数が2単位(語学科目は1単位)なので、たとえば1年次であれば上記のモデルのように14コマの科目を履修することができます。

ゼミ選択と、2年生以降の学び

2年生になると、いよいよゼミ選択が始まります。所属するゼミは、成績やくじ引きなどによって決まるのではなく、学生がそれぞれ入りたいゼミを志望し、担当教員が受け入れを許可することによって決定します。ですから、1年生の間に幅広い分野に触れて自分が進みたい分野を考えておくことが大事になりますし、場合によっては、その先生の専門分野や著作に触れて「自分に合った先生かどうか」を知っておく必要もあるでしょう。

所属するゼミが決まると、その先生の属している「専攻分野」に進むことになります。専攻分野とは、自分が専門にする領域に近い科目を履修するための「ラベル」のようなもので、分野ごとに指定されている「専攻分野科目」を履修していくことで、その分野の内容を深く学ぶことができるようになっています。専攻分野によっては履修を推奨されている「リサーチ・メソッド科目」があり、それらを修得することで、専攻分野で用いる高度な調査・実験のスキルを身につけることもできます。

社会学部での学びは、とても幅が広く、無目的に履修するよりも、考え方や用いる技法の近いものを履修したほうが、結果的に全体像をつかみやすくなります。ゼミ選びと専攻分野。このふたつをリンクさせることで、社会学部での学びをわかりやすく深めていくことができます。

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